頭の中に建物の出口は基本一階だなんて価値観が根付いていたのか
自分は下に向かおうとする足を急遽とめた。
自分は飛べるのだから屋上…もしくは出入り口用ハッチから飛び出せばいい。

メガトロンの寝室は建物の最上階、かつメインルームより少しばかり離れた
場所に位置していた。自分は駆け下りてきた階が何階かまでわからないが
スカイファイアーとの距離は稼げたらしいので歩みを止めて周りを見る。

「…なんだこりゃ…」

壁に開いた穴を見つけて手を当ててみた。まだ微かに熱をもつそこは
現時刻から数十分しかたっていないだろうとあたりをつけてスタースクリームは
目を細めた。
何故こんな焦げた穴が基地内にあるのかわからない。もしかしたら暴発か何かで
銃器を壁に向けて放ったのかもしれない。にしては焦げは一箇所に強く、
そして放射状に広く徐々にうっすらと焦げを残していた。
まるでアフターバーナーを使ったような跡だと思うがあれは飛ぶときの
加速装置であり、壁に向かって使うものではないし、ここは狭い建物内だ。

「…デストロン軍の考えることなんざ、俺には理解できねぇな」

スタースクリームは人事のようにそれを一瞥すると視線をまた左右に走らせた。
遠くから走ってくる音がする、スカイファイアーだろう。
少し屈ませていた身体を起こし深く息を吸った、体内に酸素を取り込むと
タンクやパイプ管に酸素をめぐらせゆっくりと吐き出す。
体調は随分良くなっていた、吐いた息が体内に残っていたエネルゴンの匂いを
外へと逃げ出していく、濃度酔いは克服できたようだ。

走りつかれた身体も足を止めている間に回復してきた。
先ほど使った階段はもう使わないほうがいいだろう、スタースクリームは
本日何度も歩き回った基地内の構造を脳内で3D化すると回転し、上から下から
様々な角度から基地内部を探った。

大きな建物には階段が対面に2箇所あるはずだ、今使ったのとは別方向に
もう一箇所大きな空間があるのを調べるとそれが階段だと悟った。
多分エレベーターもどこかにあるだろうがそこへ追い詰められたら終わるだろう。

「スタースクリーム!」
「げっ…もう来たのかよ」

スタースクリームは数十メートル先にスカイファイアーの姿を見ると階段に
向かって走り始めた。
予想していた場所に階段を見つけると数段飛ばしでかけ上がり、できるだけ
階段の内側を状態が広がらないようにしてスピードをあげていく。
ちらりと後ろを見ればスカイファイアーの姿が微かに見え隠れし、そこまで
距離が離せていないことを知る。それでも数十メートルはあるはずだ。

体力の減りを感じつつも一番上まで上がりきると外を窺う小窓が
視界に入った。そこには今にも飛び立ちたくなるような空色は一切見えず
空気が下から上へと移動する気泡を作り、それが水面で屈折した太陽の光を
借りてキラキラと輝く姿はとても美しかった。
しかし話はそんなところではない。ここは水中なのだとスタースクリームはやっと
理解できた。

「んなっ…どうやって脱出すんだよ!」

スタースクリームは泳いだことがなかった、自分には水中でも活動できるように
研究所でソフトインストールしたから大丈夫だと思うが実際経験しない事には
不安は拭えそうもない。
何せただの水ではなく海水という大量の塩と微量の金属を含む液体なのだから
セイバートロン星でも見たことはない、やはり不安だ。

結局一番上までたどり着いたのに脱出方法がないと来たもんだ、とにかく
今は後ろのあいつを振り切るしかない。

「スタースクリームどこだい!?」
「っ…しつけぇな…!」

背後からした声から逃げるように先にある角へと向かった、つまりは
「管理室」の類を見つけないといけなくなった訳だ。
まるでゲームか何かのようだと思った、自分はやったことがないが大抵の
ゲームと言うのは目的のために幾つもの困難を乗り越えなくてはならない。
基地からの脱出にその項目が一つ足されたようなものだとスタースクリームは
意気消沈するのではなく前向きに捉えた。そうでもないとやってられない。

しかし事実はなんとかより奇なりとはいったものだ。
スタースクリームの考えは角を曲がった瞬間に打ち砕かれる。

「…!?」
「っ…!」

大きな機体、真っ白な身体、青い光沢を放つアイセンサー。
スカイファイアーだとスタースクリームの脳は判断した、それは角を曲がって
すぐ現れたトランスフォーマーで、もしかしたら接触していたかもしれない。

スタースクリームの状況判断能力は優れていた、スカイファイアーと判断した
身体が咄嗟に逃げようとしたのを堪えるほどに優れていた。
今の今まで逃げていた生物と会えば反射で逃げたくなるのが知能のある生命体と
言うものである、しかしスタースクリームはまだ姿は見えないが後方に
もう一機、スカイファイアーがいるのを知っていて、なら目の前に居るのが
一体どこのスカイファイアーなのか一瞬で判断することが出来た。
だからこそ本当に会いたかったトランスフォーマーから逃げるなどという
過ちを起こさずにすんだのだ。

スカイファイアーは更に冷静で完璧な状況判断をして見せた。

「こっちだ」
「っ…ス、スカ…!」

腕を掴み抱き寄せるようにするとすぐ傍の扉へとぶつかるように入った。
文字通りぶつかるとそのスライド式の扉は鍵がかかっていなかったのか
ぶつかった生命を感知すると自動で開き、抱きしめられたままの
スタースクリームは転ぶようにその部屋の床へと倒れた。

スカイファイアーはスタースクリーム同様、これは今自分が逃げている
スタースクリームではないとすぐに気付いた、そしてスタースクリームの
少しばかり焦った表情と飛び出してきた速度を見て何かから逃げているのも
察することが出来た。
後ろにも下がれない先にも進めないと言うのならば隠れるしかないのだと
スカイファイアーはスタースクリームを抱きしめるようにして近場の部屋へと
入った、それはこの部屋に誰も居ないことと、ここが自動で開いてくれると
言う前提で行われた行動だった。
幸運にも扉は自動式だった為、床に倒れこんだスタースクリーム達を隠すように
扉は閉じた。

「っ…」
「…」

スカイファイアーの腕の中でスタースクリームはアイセンサーを見開いて
息を殺した。しかし走っていた為負荷のかかった身体がだす吐息は殺しきれない。
痛みを覚悟して倒れた床はスカイファイアーがそっと、しかししっかりと
抱きしめていてくれたお陰か少しの痛みもなかった。
疲労と緊張でスパークが音を立てるのをスタースクリームは感じていた、それが
スカイファイアーにも聞こえていやしないかと顔を窺うとスカイファイアーは
自分以上にぜぇぜぇと息を吐いていた。

「だ、だいじょぶ、か…?」
「…っ…は、まってくれ」

スタースクリームは言われたとおり待つとスカイファイアーは
息をゆっくりと整えていき、スタースクリームよりも先に部屋を見渡した。
誰かの部屋だろうと思われるここは広すぎず、狭すぎず、戸棚にはメモリや
紙媒体の書籍などが置かれているがトランスフォーマーらしき影はない。

スカイファイアーが安堵の息を吐き終えるとこちらに視線をやってくれた。
目が合うとふっと笑いかけられ疲れているだろうに安心させようとしてくる。
その表情をみてやっとスタースクリームは安心した、今日一日ずっと緊張
していたブレインサーキットが緩み、スカイファイアーに抱きつきたい衝動に
さえかられた。

「…スカ、スカイファイア…」
「…スタースクリーム…無事でよかった」
「…ス…スカイ…」

歯が震えた、先ほどまで逃げていたトランスフォーマーに縋りつき
アイセンサーを潤ませてスカイファイアーの名前を何度も呼んだ。
あぁ、抱きしめてくんねぇかな、もっと強く抱きしめてキスしてくんねぇかなぁ
なんて思った。


「いてぇえ!」
「いっ…!」


「…?」
「…今の声は」


スタースクリームは自分の叫び声を聞いた、痛がった声をあげ、金属同士が
ぶつかり合う音がする。
抱きしめあった2体はアイセンサーを合わせてきょとんとするとゆっくりと
身を起こして閉まった状態の扉を見た。
スカイファイアーがスタースクリームを手で抑制するとスライド式扉の右隣に
位置していたパネルに手をやって操作を始める。スタースクリームもその型の
操作パネルを見たことがあった。研究所にも同じ型があったはずだ。

スカイファイアーが見知ったように弄ると扉は自動スライド式から手動に変わり
近寄っても急に開くことはなくなった。
2体の脳内には扉の向こうが容易に想像できていた、そしてその光景に自分達は
加わってはいけないこともわかっている。

扉をスカイファイアーがゆっくりと手動で開くとアイセンサーだけ覗ける隙間を
つくった、そこにスタースクリームとスカイファイアーがへばりつけば
やはり想像通りの光景がそこにはあった。

「ス、スカイファイアー!?」
「ス、スタースクリーム…」
「急にぶつかんじゃねぇ!いてぇだろ!」
「すまない」

スタースクリームとスカイファイアーは「やっぱり」と内心ため息を吐いた。
スタースクリームは自分の声が悲鳴をあげるのを聞いたし、もちろん今の今まで
追いかけっこをしていたスカイファイアーの存在だって忘れたわけではなかった。
だとすればあのぶつかり合う金属音はこの光景を作り出した音だとすぐわかる。

「…どうすんだよこれ…」
「…どうしようか…」

2体はもう一度顔を見合わせた後に無言で扉の隙間にアイセンサーを向けた。
扉の向こうに居る自分たちが立ち退かない限りは基地内からの脱出どころか
この部屋からの脱出もできないのだ。

「怖がらせてすまない…」
「はぁ?何言って」
「その、何もしないから…逃げないでくれ」
「…にげ…っ…?」
「…」

廊下に居る2体のうち、スカイファイアーが転んだスタースクリームの指先を
そっと掴んだ。しかし立ち上がらせるような動作ではなく少し掴んだだけの
その行動はスタースクリームには効果があった。

「っ…なんだよ、さわんなよ…」
「…」
「…てめぇは、俺が嫌いなんだろうが…」
「なにを」
「デストロンの俺を、裏切ったくせに今更…」
「待ってくれ、私は」
「昔の俺に戻って欲しいとか思ってんだろ!」

スタースクリームがその手を振り払うように逃げたがスカイファイアーは
放さなかった、逆に引き寄せてその表情を見ようとする。
顔を覗き込まれたスタースクリームがスカイファイアーを罵り、更に
その身体を引いた。

「やめっ…!」
「私がどれだけ君を好きか」
「うるせぇよ!」
「どんな君でも良い、だからもう逃げないでくれ」
「っ…」

じたばたと逃げようとしていたスタースクリームがぴたりと動きを止めて
スカイファイアーを見た、スタースクリームの身体はすでにすっかりと
抱き込まれて逃げることは不可能に近い。

「俺たちってあんな体格差あったか?」
「静かにスタースクリーム…」

扉に張り付く2体は目の前の光景をまるで他人事のように見つめていた
その心は早く何処かに行ってくれと願い続けるだけでそれ以上望みはない。
あえて言うならスタースクリームは俺はこんなに口が悪かっただろうかと
考えていた。それくらいだ。

「好きなんだ、もう君と戦いたくない」
「…」
「…答えてくれないか、スタースクリーム」
「…だ」
「?」
「抱きしめろ」

スタースクリームは強く床に頭をぶつけた、無論廊下のではなく、部屋の中の
スタースクリームである。
スカイファイアーは急に響いた音に驚いて床に頭をぶつけているスター
スクリームを見やると小声で「何やってるんだい!?」と忠告した。
見つかるわけには行かない今、そんな音を立ててもらいたくないのだ。

しかしスタースクリームは自分のあんな甘い声も姿も想像したことがない所か
気持ち悪いと嫌悪まで抱いていたのだ。
唐突に見せ付けられた光景、発言に羞恥を感じ自ら頭部に打撃を加えてブレイン
サーキットの混乱を少しでも落ち付かせようとした行動はさほどおかしいもの
でもなかった。

「お、俺じゃねぇ!」
「わかってるから静かにしてくれ!」

額部分を押さえながらスタースクリームはスカイファイアーと顔を付き
合わせると少しの隙間より再び自分の声が漏れてきた。

「これで…良いかい?」
「…もっと、強く」
「…」

スカイファイアーはぎゅうと強くスタースクリームを抱きしめた。まるで
壊れるのではないかと思う力だったがスタースクリームは満足そうに息を吐いて
拒むことはなかった、それがスカイファイアーにとっては凄く幸せなことだった。

「…スタースクリーム」
「?」

スカイファイアーの白い胸に顔を預けていたスタースクリームが顔をあげると
そこにはスカイファイアーの顔があった、目を細め慈悲深いアイセンサーを
向けてくるとスタースクリームは嬉しくて仕方なかった。

「…」
「あっ…スカ…」

顔の距離が狭まるとその唇同士がぶつかった、スカイファイアーは
拒まれないことが震えるほど嬉しく、スタースクリームはまさかキスして
くれるとは思っていなかった為驚いたがそれでもアイセンサーを細めて喜んだ。

「んっ」
「…」
「ふ、ぁ」

スカイファイアーの舌がぬるりとスタースクリームの口に入り込む、その
瞬間が廊下で互いの舌を食むのに忙しい2体とは別に存在する、別次元の
2体からもしっかりと見ることが出来た。

全身金属生命体のトランスフォーマーの中でも口内の金属は炭素含有量が
極端に少ない錬鉄よりも柔らかい軟鉄素材だ。
舌内部の機器の動きに合わせて曲がる鉄が唇を撫でてゆっくりと上下に割り
口内に進入していく姿を見たのは2体から見れば初めてで、スカイファイアーは
舌が柔らかい素材だった理由はこの行為をするためなのだろうかとまで
考え始めていた。

「も、っと」
「…」
「っん…む」

スカイファイアーの舌が別の生命体のように動き、スタースクリームの口内を
満たしていた、スタースクリームがその舌を歯で軽く齧るとその噛んだ跡に
自分の舌を絡ませていく。その際卑猥な水音が多々起こった。


部屋の中でスタースクリームは部屋の隅へと移動すると壁に頭を数度
ぶつけていた。控えめに音を立てない程度にがつがつとぶつけると
小さな声でぼそぼそと呟いた。

「俺があんな事言うわけねぇだろうが…!」
「スタースクリーム、落ち着きなさい」
「落ち着けるか…!あんなん俺じゃねぇ!」
「わかってるから」

スカイファイアーは扉から離れず外の光景を見ていた。
スタースクリームは振り返りそれを見るとスカイファイアーの背後に近づいた。
もう一度扉の隙間に目をやればしっとりとした雰囲気がこちらにも流れ込んで
くるのではないかと疑いたくなるほど甘い光景が見えた。

「…ス、スカイファイアー…」
「…スタースクリーム」

膝の上にすっぽり入り込んだスタースクリームは喘ぎを漏らしていた。
口を放してもすぐに塞がれる為息も出来ず頬が紅潮する姿が随分と卑猥な
姿に見える。

「ス、カイ」
「ん…なんだい」
「…接続、したい」

ぴしゃんとスタースクリームは扉を閉めた。スカイファイアーが
扉の前で硬直するのを視界の端で捕らえつつ、その顔に手を伸ばして床へと
押し倒した。
スカイファイアーから控えめな悲鳴が漏れたがスタースクリームにとってそれは
どうでも良い事で、今はとにかくスカイファイアーを殴りたい衝動で一杯だった
スカイファイアーが急に憎くなったわけではなく、これは羞恥からくる衝動で
微かな怒りと顔から火が出るほどの羞恥でスカイファイアーに八つ当たりを
しただけなのだ。

「まっ、待って…!なに…!」
「ちくっしょ…!なんで俺がこんなっ…」

スカイファイアーの顔を2発ほど殴った、軽くではなく大分強く、しかも拳で。
そしてその腹部に跨るとスカイファイアーは声を潜めてその手首を掴み
それ以上の打撃攻撃を防ごうとしてきたので頭突きで応戦した。

「いたっ…!ス、スタースクリーム!」
「てめぇがあいつに何かしたんじゃないのか…!」
「えっ…なに、か?何かって…」

スカイファイアーは一瞬焦りを見せた、何か、と言うほどではないが
声をかけて抱きしめたりはした。それを現代のスタースクリームが望んだから
やってあげた訳だが確かにあの時「これは浮気になるのだろうか」と悩んだ。
スカイファイアーがおろおろしている事など気付かずスタースクリームは次の
質問を浴びせかけた。

「聞いてねぇだろうな…!最後の言葉…!」
「さ、最後?あ、き、聞いてない、聞いてないよ」

接続と言う言葉をスカイファイアーが聞き逃したはずはないが
スタースクリームは質問をした、それに返ってきた答えは聞いていないだった。
嘘なのはすぐにわかったがそれでもスタースクリームの怒りは多少収まったのだ
未来とは言え、自分の姿形をしていて、中身も自分の何年か先の性格なのだから
スタースクリームが羞恥に頬を染めるのも仕方がないことなのだ。


一息ついてスカイファイアーを見下ろしている間に廊下で行われた会話は
2体には一切聞こえていなかった、しかし聞いておくべき内容だった。

接続を望んだスタースクリームを見つめたスカイファイアーはアイセンサーを
細めてぎゅっと抱きしめた。

「できないよ」
「…」
「ここの倉庫、かな?じゃ嫌かい…?廊下で、ってわけじゃいかないだろう?」
「駄目だ」
「えっ…」
「この部屋ははいらねぇ方が良いぜ」
「?」
「だ、だったら…俺の寝室…こいよ」

部屋の中で行われている打撃攻撃を繰り出す手とまったく同じ色、形をした手が
スカイファイアーに甘えるように腕を撫でた。
スカイファイアーは少し驚いた顔をした後にふっと口元だけで笑い、スター
スクリームの頬に軽くキスをした。


*



何かが倒れる音がした、スタースクリームは押し倒した状態のスカイファイアー
から目をそらすと部屋の中を見渡した。
飾り気のない机と、鉄製の戸棚、メインルームほどではないが高性能な
コンピュータに簡易ベットが用意されていた。
誰もいないはずなのに何かの音がしたのをスタースクリームは科学者らしからぬ
発想でポルターガイスト現象なんじゃとまで思ったが実際
誰かが何かを動かしたわけでもないのに机から物が落ちていたのだ。

「スタースクリーム?」
「なんだ…なんか…」
「どうかした?」

スタースクリームは不穏な空気を感じ取った、何かがおかしいと感じ取り
それがつい最近感じたものにとても似ていた。
ブレインサーキットが一番最近で似た感覚を思い出させると脳裏には
青色のトランスフォーマーが現れた。

アイセンサーにそのトランスフォーマーを思い描いたのと机から落ちたものが
青色のラジカセだということにスタースクリームが気付いた時にはもう遅い。