*破壊・妊娠ネタありですのでご注意ください。 「genus」の続きになります。 膝で立ったままの状態で首を鋭い指先で貫かれ、そんな状態を維持したまま 下腹部をいじる自分はどうかしている。 しかし自分のためなのだ、スタースクリームの行動は常に自分のためであり 他人のことなど気に留めたことはない。 mutation 死にたくないから下腹部に指を這わしているだけだ。 スタースクリームはそれだけを考え続け、細い指先をレセプタの中に ぎゅう、と詰め込んだ。細い指を3本詰め込み、出来るだけ損傷させないように 内部を指先で擦り続ければ摩擦に反応してオイルがこぼれ始める。 「まだか」 「…っもう少し、お待ちを」 メガトロンが退屈そうに喉を貫通している指を動かせばその指と喉の隙間より こぽっと音を立てて薄茶色のオイルがこぼれた。 それは摩擦を和らげるためにあふれ出した潤滑油とは色も質も違う、人間で 言えば血にあたるオイルだ、メガトロンはそれがこぼれ行く姿をしげしげと 見つめては笑った。 「速く治療しなければ、危ないぞ」 「…もう、すこし…」 溢れ出すオイルの量がかすり傷なんていうレベルではなく、そのまま引き裂けば 確実に致命傷になるほどだ。 速く接続準備を終えて、行為に移らなくてはメガトロンは暇を持て余して 引き裂いてしまうかもしれない、そんな恐怖がスタースクリームの身体を 硬直させてなかなかはかどらなかった。 身体の緊張を解くべく、深く息を吐いた。そうしながらも細い指先で内部を 引っかき続ける。フォールンはどうしていただろうか。 レセプタ内部を引っかくだけでなく、言葉通り溶かすように弄っていたはずだ。 「もっと奥深くまでしないと変わらないだろう」 メガトロンが強く言葉を放ち、自分の壊れ物を扱うようにゆるゆると動かす 指を腕ごと掴むと指が更に奥深くまで押し込めるように押し込んだ。 オイルとメガトロンの力が手伝って思いのほか奥の方まで届くとスター スクリームから悲鳴染みた声が漏れ、メガトロンがそれに満足そうに息を吐く。 「…いい悲鳴だな」 「か、閣下…っ」 待ってくれの一言も言葉に出来ないまま、メガトロンがスタースクリームの 指を使って内部をかき回す。 精神的には緊張しているのに身体中の力が抜けてメガトロンに寄りかかるような 体勢をとってしまうとメガトロンの眼に少しの怒りを感じた。 「も、申し訳、ございません…っ」 「…いや、良い…そのままにしろ」 互いに膝立ちの状態のまま内部をあさられるとスタースクリームから悲鳴が こぼれ続けた、普段なら主に体重を任せるなどというこの状態を良しとしない メガトロンがそのままを許したのはスタースクリームの悲鳴が聴覚のすぐ側で 鳴き続ける事に快感を生んだからだった。 「いっ、あぁあ」 「…もう入るだろう」 「ぅ、お待ち…お待ちください…!」 メガトロンが床に倒れるのにスタースクリームも連なって倒れた。 喉がメガトンの手によって貫かれている今、メガトロンの行動にあわせなくては 破損するのが目に見えている。 ともに床へ倒れこみメガトロンを組み敷くような体位になってスタースクリームは 痛みと恐怖に支配される思考でも気づくことが出来た。 「閣下…そんな」 「あぁ、スタースクリーム、自分で入れろ」 「そん、な」 「自分でやったほうが怖くないだろう、それとも無理やり挿し込まれたいのか?」 金属の身体がぷるぷると震える、それは恐怖と、快感に震えていた。 スタースクリームはアイセンサーを細めて自分の震えを押さえ込んだ、もう痛み に何か気をやっていられない。メガトロンの怒りを買ってはいけないのだ。 「自分で…いれます」 「そうしろ」 大丈夫だ、フォールンとだって難なく出来たじゃないか。 メガトロンの下半身に手を伸ばしてそこからコネクタをだすともう一度自分の 中の状態を確認した。入るだろうか、恐怖で硬直する身体じゃ受け入れるのは 難しいかもしれない。 「早くしろ」 「はい、閣下。失礼します…」 背を伸ばして身体をゆっくりと降ろしていくとレセプタクルにメガトロンの コネクタがぶつかった。浅い接続は駄目だ、もっと奥深くまで押し込まないと いけないのだ。 「っ…い」 「…良い顔だな、スタースクリーム」 身体が引き裂かれそうに痛い、やはりフォールンが痛みを感じる回路を落としていた のは必要なことだったのだ。痛みでそれ以上押し込める気がしない。 メガトロンが「もっと押し込め」と言ってくるがちっとも動けなかった。 「どうした」 「申し訳、ございま…せん…動けな…」 「そうか、仕方ないな」 メガトロンが何の躊躇もなく喉を貫く指を抜いた。メガトロンの指が引き抜ける 瞬間がゆっくりとアイセンサーに映った。鋭い指先にオイルがべっとりとついて いるのが他人事のように見えたが当然のように首からオイルが噴出した。 「あっ」 「…」 「あっ、あ、そん…っな」 両手でメガトロンが開けた穴を塞いだ。指の隙間からオイルが零れるが手で押さえる 時と押さえない時ではオイルの出が多少違ったこれなら死にはしないだろう。 メガトロンは自由になった両手でスタースクリームの腰を掴むとスタースクリームの 身体を自分に押し付けるように強く引き寄せた、浅く挿さったままだったコネクタが 深く身体に押し込まれる感覚がスタースクリームのブレインサーキットの隅々まで 響き渡った。 「っ…!」 「…」 「あ、ぃあ…あああああ!!」 獣のような悲鳴がでるとメガトロンは笑った、大きな悲鳴は喉を震わせ、穴が 開いたそこからオイルが零れ出た。しかしそんなこと気にならなかった。 確実に破損しただろう、内部を酷く荒らされケーブルや金属部品が割れたことを スタースクリームは悟った。 「いた、痛い…!」 「大人しくしていろ、すぐ終わらせてやる」 「死にたくな、死にたくない…閣下…」 内部をメガトロンが荒らす、何度も何度も突いてそこにメガトロンの感触を 残していく。摩擦を緩和させる為の潤滑油に混じって首から零れるオイルと 同種のものが混じるのを見る限り内部の損傷も酷いようだ。 「この体勢はやり辛いな」 「ひっ、いった…!」 メガトロンが一度引き抜くとスタースクリームの頭を掴んで床へ押し付けた。 首の怪我もスタースクリームと言う個体をまったく気にかける様子もなく 床へ倒すと再度同じ深さまで押し込んだ。 「ぃう…っ!」 「あぁ、この方が良い」 うつ伏せのスタースクリームを背後から攻め立てるとメガトロンは口元だけで 笑い、その体勢でも両手で首を必死に庇うのをみてまた笑った。 「そんなに死ぬのが嫌か?」と聴覚機能の傍で囁くとスタースクリームは 驚いたように震えた。 「すぐに終わらせてやると言っているだろう」 「あ、やめ、て」 右腕を背後より引き寄せるとより深く差し込まれスタースクリームは悲鳴を だしそうになった、それを堪えたのは零れるオイルの量が致死量に達するのを 恐れたからだった。 左手で必死に首を押さえ込み、メガトロンがスタースクリームの腰と腕を掴み 揺さぶりをかけてくることに耐えていた。 「うっ、あ…」 「…」 「ん…はぅ…あ」 「スタースクリーム」 「あっ…」 頭を床に押し付けながらもスタースクリームは痛みで小さく声を漏らしていた。 メガトロンがスタースクリームの顔を覗きこみながらあざ笑うように笑みを作り 耳元で軽蔑するように囁いた。 「貴様…」 「んっ…」 「随分気持ち良さそうだな」 「っ…!」 「痛いだけではないようだ」 「そ、んな…!」 メガトロンが再度突き上げるように動くとスタースクリームは悲鳴にも似た喘ぎを あげた、それは痛みだけの悲鳴ではなく甘みを含んでいるのにどちらも気付いた。 嘘だ、と思った。痛いはずなのに指摘されたとおり漏れ出る声は確実に快感の 喘ぎだった。メガトロンが軽蔑するように舌打ちをした、しかし笑う。 「そんなに痛みが気持ち良いのか」 「ちがっ、あ…!ふ、あぁ!」 メガトロンがゆっくりと腰に回していた手を腹部に回すとそこがオイルで濡れていた。 何度も撫で擦り、スタースクリームがすすり泣き始める。 メガトロンはスタースクリームへの折檻を罰ではなく日常の一つのように扱っている 殴ることも、蹴ることも、謝らせることも自分の気分を良くする一つだったからだ。 しかし泣いたことと喘がせたことは一度もなかった。 「何を泣いている」 「お願い…します…閣下…っ」 「どうした」 「痛くしないで…も、っとゆっくり…!」 普段なら指図するなとなじる所だがメガトロンは静かにその願いを聞いていた。 全身に描かれるエイリアンタトゥーの中でも羽に描かれる部分にメガトロンは 歯を立てて噛み付く。 「はっ…あ」 「気持ち良いのか」 「はっ…はい」 「言ってみろ」 「っ…良い…です」 「噛み付かれて気持ちが良いのか、気味悪い男だ」 スタースクリームは歯を噛んだ。こんなことをする為に自分は身体を捧げている わけではないのだ。いつかは自分の手足になる部下を作るための行為であって 気持ちよさや痛みは必要ないはずなのだ。 なのに喘ぐ自分に腹が立つ、何よりメガトロンが喘ぐ自分を見てあざ笑う所が スタースクリームを苛立たせた。 「そんなに気持ちが良いなら今度からこうするか」 「いや、です…はや、く終わらせて…ください」 「いいだろう」 内部を抉るようにメガトロンが動き始めるとスタースクリームはアイセンサーを 細めて喘ぎ、最初は悲鳴がかっていた喘ぎも今となってはただの媚声に変わって いた。メガトロンはそれを笑うだけである。 「あっああ!」 「…」 「ふ、あ。閣下…!メガトロンさまっ…!」 「…変態め」 「メガ、トロンさま…っ…メガトロ…っ!!」 スタースクリームは数度痙攣した。口を開けてそこからオイルを零し、床にしみを つくった。冷たい床に下腹部からもオイルが落ちるとポタポタと音を立てる。 メガトロンから送られてくる情報が自分じゃ抱えきれないほどに大きく スタースクリームは視界を白と黒で何度も明滅させた。頭が一杯で何も考えられない。 「…スタースクリーム、まだ全部送りきったわけではないぞ」 「っ…は、い」 「もう一度送り込む、今度は零さず全て受け入れろ」 メガトロンはスタースクリームをうつ伏せの状態から仰向けに変えるとその顔を 覗き見た。そうしてもう一度笑う。 「凄い顔だな、スタースクリーム」 「……?」 「続けるぞ」 スタースクリームの顔に極限まで顔を近づけるとメガトロンは喉で笑った。 その顔が嫌悪と嘲笑を含んでいることに気付いてはいるがメガトロンにそれを 指摘することも苛立つ余裕もなかった。 ただ顔を背けた時に床に落ちた卵の中身を見た、残り少ないフォールンとのトランス フォーマーだ。 メガトロンに潰され、もう息はない。それでもまったく悲しくならないのは痛みも 快感も伴わずに生産する事が出来たからだろうか。 それなら今後、メガトロンのと間にできるトランスフォーマーはどうだ? メガトロンも少しは潰すことを躊躇してくれるだろうか、できることならもう 2度とやりたくないと思った。 その答えは今のスタースクリームにはわからないが、それから暫く後にフォールンの 卵が全て死ぬ頃にメガトロンとの卵が置かれるようになる。 ----------------------------------------------------------- リク有難う御座いました! genusの続きになります。妊娠ネタなので自重しつつも書かせていただきました。 実写のえろはこれで2本目になります。1本目も妊娠ネタだった気がします。(…) 続きを書くつもりはなかったのですがリクを頂けたので久しぶりに▽さん苛めるか! と書かせていただきました〜。 リク者様は反転をどうぞ。 8日2時様、gaita様リク有難う御座います。他にも実写メガスタえろで リクを下さいました7日9時様14時様有難う御座いました。実写メガスタえろは リクが多かったのでもう一つ甘い内容で書きたいと思ってます! 実写メガスタいいよね実写メガスタ…!遅くなりましたが リクエスト有難う御座いました〜^^(以上反転でした)