*ふざけました。グロ注意(笑)
キモイレザウェとうざいスノスト位しかいない。





















「!?」

下から本編です。上の絵と下のSSの関係性は、あんまない。











「いってぇ…」
「…」
「おい!もっと丁寧にしやがれ!」
「リペアをしてくれている相手になんだその言い方は…」


ナイトスクリームは無表情にレーザーウェーブのリペアを続ける。
エネルゴンが集まらずユニクロンが動かない間はずっとガルバトロンの
サンドバック状態にされているレーザーウェーブの怪我は絶えず
エネルゴンがない故に満足なリペアもされていない。
それでも出来る限りのリペアをしてやろうと誰の命令でもなく動く
ナイトスクリームに対しレーザーウェーブは暴言を吐く。
それをメガザラックはアイセンサーを細めて指摘した。

「メガザラック、構うな」
「良いのか、ナイトスクリーム」
「これもガルバトロン様のためだ」
「…けっ、ガルバトロンガルバトロン、そんなにガルバトロンが好きなら
 ガルバトロンと結婚しろ!」

メガザラックがため息を吐く、インフェルノにも似たような事を言っていたなと
内心鼻で笑ってやるがそれを表面に出すほどメガザラック馬鹿ではない。
ナイトスクリームも何も思っていないようにただただリペアを続け、レーザー
ウェーブの左腕に走る亀裂を塞いでいった。

「…結婚とはなんだ」
「えっ」
「え」

メガザラックとレーザーウェーブは顔を見合わせた。
そうしてもう一度、手を止めないナイトスクリームを見て再度顔を見合わせる。
忘れていた、あまりにも優秀で知的そうな顔立ちをするこの冷静な
ガルバトロンの懐刀は万能ではない。

ナイトスクリームの天然無知は今に始まった話ではないのだ。






懐刀はメイド様!
 






「レーイヒ〜ヒッヒッヒ」
「ウホホホッ!何してるんだぁ?」
「お前らこそ何をしていた」
「暇でよ〜、トランプ、麻雀、かくれんぼ何でもやってんぜ」
「この間は漫喫いったしなぁ、なぁ?スノーストーム」

無表情にリペアを続けるナイトスクリーム以外が暢気な2体を見て顔をしかめた。
メガザラックなど今戻ってきたばかりで最近は働きっぱなしなのだ、エネルゴンが
枯渇するユニクロンの為に昼夜テラーコンを引き連れては既に枯れた星を
彷徨いエネルゴンを掘る。
ユニクロンにエネルゴンを投下したら少しだけ休んで再び出る。そんな毎日を
過ごすメガザラックはまさに文句一つ言わない働き蟻そのものだ。

「てめぇら、俺様がガルバトロンに殴られてる間に、んなこと…」
「ガルバトロン様が動かねぇ限り俺たちは動かねぇよ」

んじゃお土産、とスノーストームが懐から本を一冊出すとレーザーウェーブに渡す。
レーザーウェーブは右手でそれを受け取ると裏表紙に漫画喫茶の店名が
刻まれているのを確認した。どっからどう見ても漫画喫茶の本を盗んできている。
しかしスノーストームが本を盗んでくるのは今回が初めてではなく自分もデストロンで
あって善人ではないわけだし注意はしない。
そのまま表紙を見たレーザーウェーブは「あっ」と声を出した。

「なんだ?」
「?」
「『ネコミミ’s〜メイドの嗜み編〜』じゃねぇか」

ナイトスクリームが明らかに顔をしかめた、メガザラックが立ち上がりその場を
去ろうとする。レーザーウェーブはメガザラックの尾を右手でしっかりと掴みながら
ナイトスクリームの顔を睨みつけた。

「おいおい!勘違いしてねぇかてめぇら!」
「してなどいない、他人の趣味にとやかく言うつもりはない」
「ナイトスクリームと同じだ、巻き込むな」
「してるじゃねぇか!!つか蠍、なんかすげぇ尻尾いてぇぞ!」

メガザラックの蠍の尾を放すとレーザーウェーブの指先が変色した。
じりじりと熱く痛み、手を動かすが感覚がない。

「毒性があるに決まっているだろう」
「あぁ!?何当たり前みたく言ってんだお前!?つか俺の趣味じゃねぇからな!」
「別にお前を否定などしない、好きにすればいいだろう」

レーザーウェーブがナイトスクリームの声に顔をそちらへ向けると
「てめぇ」と威嚇するように低い声を出した。

「これは弟の趣味なんだよ、俺様は興味ねぇ」
「ほう?弟が居るのか」
「あぁ、いるぜ、会ってみたいか?」
「いやいい」
「…」

レーザーウェーブを見もせず即答したナイトスクリームにレーザーウェーブは
腹が立った。いや、どちらかと言えば傷ついたのかもしれない。
しかし左腕は当人にリペア中。右手は蠍の毒で動きもしない、できる事なら
顔をひっぱたいてやりたいレーザーウェーブの衝動はアンテナを左右に動かすだけで
耐えた。

「いや、実はちょっとあってみたいんだろ?」
「いや無理だ」
「…」
「むしろ嫌だ」
「…なんで」
「お前を見てればどんな奴か想像つく」
「…そうかよ」

レーザーウェーブは右手が痛んだ。
紫色の右手に緑色のヒビが入り、見るからに悪化していくのがわかる。
あー、リペアパーツもないのに、なんて他人事のように考えるが腕よりも
別のどこかが痛んだ。

「ヨ〜ロレっ!なぁなぁ、俺考えたんだけどよぉ?」
「レイヒが考えることなんてどうせ飯と娯楽だろ」

痛む右手を見つめながらレーザーウェーブは呟く。
誰かに当たる事でこの痛みを少しでも遠ざけたかった。

「甘いねぇ、お前さんのためでもあるんだぜ」
「あぁ?」
「メガザラックのおっさんだけでユニクロン復活までのエネルゴンを集めるのは
 大変だぜって話だよ、そうだろぉ?」
「だから?」
「俺らも集めりゃいいのよ!喫茶って形で」
「…やっぱてめぇ馬鹿だろ」

スノーストームが指先で何度も渡した本を指差す。
「こんな感じでよぉ〜」と指差された本をめくれば訓練プログラムの
イメージキャラクターでも有名なネコミミ娘の2体がふわふわなメイド服を着て
喫茶で働く姿が描かれている。

「お前、こりゃこういう可愛げのあるのがやるから金とれんだよ」
「俺たちじゃ駄目ってか?」
「レイヒとゴリラと蠍とガルバトロン信者2体で何が出来んだ…」
「でもよぉ、早くエネルゴンが集まればお前だって殴られなくてすむんだぜぇ?」

レーザーウェーブが考える仕草をしてからリペアの終わったオプティカルゲイザーを
眺めた。ナイトスクリームはようやくリペアを終え視線をお土産と呼ばれた本に
そそいでいる。

「メイド要員どうすんだよ…ショックフリートにでもやらせるかぁ?」
「あいつはどっちかって言うと執事じゃねぇか?」
「執事はメガザラックでも良さそうだ、ウホホッ」
「じゃあメイドはナイトスクリームか?」

メガザラックとナイトスクリームは2体で並び立ちながら本をめくる。
ふわふわなスカートに更にレースが取り付けられるとんでもスイーツな
格好に更にネコミミを強調するようなホワイトブリムの頭飾りは一体どんな
効果があるのか悩みどころだ。

「装飾過多すぎるな」
「この布には何の意味があるのだ…」

「おい、そこの真面目野郎ども、文句言ったくせに見てんじゃねぇよ」


レーザーウェーブは床に座り込んだままそういうとナイトスクリームが
ゆっくりと視線を送った。若干軽蔑の眼差しの混ざる視線はその軽蔑を
より一層強く含むと薄く開いた口より言葉を放つ。

「いやにこの本に固執するようだな、お前は」
「弟の趣味と言うのは嘘か」
「…」

レーザーウェーブは我慢する、修理し終えたオプティカルゲイザーで撃つのも
ありだが流石にそこまで恩を仇で返すような真似はしない、しかし威力の丁度いい
右手は現在進行形で蠍の毒に侵されたままだ。
ユニクロンよ、プライマスよ、この俺様の右手に神の力をくれ!と
祈ったところで右手が瞬時に直ったり神々しく光るなんてこともなく、ただただ
蠍の毒が広がっていくだけで、誰もレーザーウェーブの力になってくれる気配はない。
はぁと息を一つ吐いて耳と称されるアンテナを動かす。

「…てめぇらは何かねぇのかよ」
「何の話だ?」
「喫茶ってやつだよ」
「理解できん、お前の趣味に付き合うつもりはない」
「まったくだ、私にはエネルゴンを発掘する仕事がある」

スノーストームが基地内を滑走するとその手にはレースのついた布を持っていた。
アイアントレッドが胸をドラミングして楽しそうにそれを煽る。
スノーストームはその布をナイトスクリームに手渡すとナイトスクリームは
すんなり受け取った。

「これは?」
「頭とかにつけんだよ」
「何故こんなものを」
「レーザーウェーブの部屋にあったぜ」
「は!?おま、てめぇなにそんな嘘ついて」
「レーザーウェーブ、見損なったぞ」
「そんな否定するとは怪しいな」

ナイトスクリームがレーザーウェーブをゴミを見るように見る。
レーザーウェーブは立ち上がるとナイトスクリームに詰め寄った。

「なんだぁ?その目は…!俺様をゴミを見るように見るんじゃねぇ!」
「ゴミの方が役に立つ」
「三角コーナーくらいじゃねぇの?ヨロレイヒッヒッヒ」
「…」

レーザーウェーブは一人が嫌いだ。孤独より現れる退屈がこの世で一番嫌いだ。
今はこうしてデストロンの仲間達に囲まれてそんな孤独も退屈もやってこない
こういうのをサイバトロンたちの言う「仲間」とか「繋がり」とか言うのだろうか
なんて柄にもない事を何度も考えたこともある。
しかし今なら言える。こいつら仲間じゃない。

台所の隅にある生ゴミ詰まった三角コーナーとイコールで結ばれたレーザーウェーブは
ユニクロンを手に入れたらこいつらに土下座をさせようと誓いながらそれでも
その場を離れず会話の行方を見守った。もしかしたらMなのかもしれない。

「それで、これはどうすれば」
「レイヒ〜…俺もつけ方まではわからねぇよ〜」
「頭部の形から頭につけるのは難しいだろ、首だな、首」

レーザーウェーブが黒い生地に白いレースがついている布を受け取り
ナイトスクリームの首に巻くとリボンが前に来るように取り付けてやる。

「…手馴れてるな」
「普通だろ、これくらいよ」
「…この布を巻くと何かなるのか?」
「何かって何がだ?」
「エネルゴンで出来ているとか…」
「いや、布」
「では強くなるなどの特殊効果が…?」
「いや、ない」
「解け」

ナイトスクリームは首に巻きついた布をつかむとそのまま解こうとした。
大体トランスフォーマーには必要ないものだ、保温性もなにもいらない。
そもそも装飾に興味のないナイトスクリームとしては邪魔以外の何者でもなかった。
こんなヒラヒラしたものが首についているだなんて戦いの際には視界に入って
鬱陶しいし、空から降り立つ際にはそのリボンの端が顔にぺちぺちと当たるのが
目に見えている。


「ガルバトロン様が喜ぶんじゃないのかぁ?」


アイアントレッドの垂直な意見。
スノーストームの悪ふざけもレーザーウェーブの変な趣向も混ざらない純粋な意見は
ナイトスクリームの手を止める。
そこに大切な主の名前が入っているのであれば尚更だ。

「ガルバトロン様が?」
「アイツ最近機嫌悪いぜ、こんな事してるのバレたら尚更じゃねぇか?」
「…いや、ナイトスクリームは元から使用人、給仕の素質があるからよ…
 ガルバトロン様もそこがお気に入りで側に置いてるんじゃねぇのかぁ?」
「…あの方が望むのなら」

ナイトスクリームが首もとのリボンから手を放し、大人しくなるのを見ると
スノーストームは指を鳴らした。

「と、なりゃあもっとつけようぜぇ!」
「おいおい、くだんねぇ…」
「もっとレース探してくるわ、アイアントレッド〜行こうぜ」

「…レーザーウェーブ」
「あ?」
「私はどうしたらいい」
「あいつら待ってたら良いんじゃねぇの、あぁできたら何か給仕アイテム欲しいな」
「…?」
「それとメイドっつったら『行ってらっしゃいませご主人様』口調だよ」
「私はガルバトロン様にお供するのが仕事で、見送る事は稀なのだが」
「はいはい、とりあえず言ってみ」
「行ってらっしゃいませ」
「…普通過ぎてつまんねぇな…お前」


レーザーウェーブが「んー」と唸るとメガザラックを見てあることを頼む。
やはり給仕アイテムが欲しい。メガザラックの一仕事頼み、レーザーウェーブも
ある仕事に取り掛かった。

ナイトスクリームとメガザラックが再三にわたりレーザーウェーブを無言で蔑んだが
これはガルバトロンに殴られないための自衛策であり自分の趣向は一切混ざらない。
そう誰にでもなく自分の心に言い聞かせながらもレーザーウェーブは手を動かした。



*




「ショックフリート、ナイトスクリームはどうした」
「レーザーウェーブのリペアをしていたと思います、あんな奴放っといて良いのに…」
「ふぅむ…」
「…如何します、ガルバトロン様」


少し拗ねた様子のショックフリートがガルバトロンの隣でそう呟けば
ガルバトロンは少しだけ考える仕草をした。
明日からも暇つぶしにレーザーウェーブを殴るのは最早予定などではなく
朝食を取るにも近い習慣だ。
壊れたままではすぐガタが来る、命令は下していないがナイトスクリームがリペア
していると言うならそれにこした事はない。

ナイトスクリームは優秀だ、優秀で自分のためだけに動く献身的な姿勢には
部下としてだけでなく、また違う感情も抱いてしまう。
そんな彼は今も恐らく自分の為に仕事をしているのだろう、それならば今無理に
呼び出す必要はない。
今は自分のためにどんな事をしているのだろうかと考えれば胸が熱くなった。

「ガ〜ルバトロンさま〜!」
「む、スノーストーム」
「是非見て欲しいものがあるんです〜!」

とても楽しそうに笑うスノーストームに続きアイアントレッドが玉座に
近づいてくると扉の方へ振り返り「どうぞ!」と手を扉の方へさしだした。
ガルバトロンが首をかしげ「なんだ?」と肘掛に腕を乗せだらけていた身体を
再び腰掛けなおす。









「俺の明日はてめぇにかかってんだからな…」
「ガルバトロン様が喜ぶと聞いた、それだけだ」
「ナイトスクリーム、エネルゴンから精製した酒だ」

メガザラックより注ぎ口のついた小瓶を受け取ると中身は輝くエネルゴンが
入っている。テラーコンが強奪してくる際にはエネルゴンスターと言う形で
固形化されてしまうエネルゴンを液体の、しかも酒と言う形に精製し直すのは
難しいだろう。

小瓶もガラス製で小さく、持ち手が綺麗な曲線でカーブするミルクピッチャーの
ような形をしている。軽く装飾の入る蓋と突き出した注ぎ口が目立つ。

「これはどこにあったのだ?」
「あぁ、俺が作った」
「………レーザーウェーブが…?」
「いやいや、弟が手先器用でよぉ、それを見てたら多少できるようになっただけだぜ
 別に普段からこういうのを作るのが趣味とかそういう」
「お前は言い訳に毎回弟を使うのか」
「いやな兄だな」
「俺はお前らの方が嫌だ」

ユニクロンやプライマスはレーザーウェーブの右手に神の力は宿さなかったが
その精神面に屈強な耐性を備え付けて行ったようだった。
洗脳無表情組みのオブラートなんて言葉は知らない辛辣な物言いに
レーザーウェーブは少しの猛りも見せずに流す。
簡単な会話を済ませたナイトスクリームはガルバトロンの前に出て行った。
腰に巻いたリボンがふわふわと両翼の下より見える、手首にも首同様巻きつかれた
黒と白のレースが目立ち、普段の無愛想な懐刀とは違う柔らかさを持った使用人が
玉座の前に表れた。
ガルバトロンはそれをぽかんと見ていたが目の前まで歩んできたナイトスクリームに
はっと我に返ると忠臣の名を呼ぶ。

「ナイト、スクリーム?」
「ガルバトロン様…いえ、『ご主人様』」
「…」
「お飲み物をお持ちしました、お給仕させて頂きます」
「あ、あ」
「何なりとお申し付けくださいませ、ご主人様の御意思のままに」


スノーストームが笑う、「やっぱり様になるよなぁ」と頷きガルバトロンの顔を
見ると相変わらず破壊大帝はナイトスクリームを見つめたまま呆けていた。

「ガルバトロン様ぁ、どうです?専属メイドのナイトスクリームですぜぇ」
「ガルバトロン様…?」
「ウホホ!ガルバトロン様呆けてるぞ…!」
「もしかして見惚れちゃいましたか〜?ヒッヒッヒ」



「………まともな部下がおらん」



ガルバトロンがぽつりと、それだけ零した。




*





「俺ら後で絶対ナイトスクリームに斬られる気がする」
「っかしいな…ガルバトロンの野郎絶対メイド趣味あると思ったんだけどよ」
「レイヒ〜、照れ隠しなんじゃねぇのかぁ?」
「ウホッ…ナイトスクリーム、呆然としてたな…」
「貴様ら、私の居ないところで何をしていたのだ…仲間はずれショック」

すでにエネルゴンを調達しに出て行ったメガザラックとナイトスクリームを除く
4体は暗い部屋で話を続ける。
ナイトスクリームを含む部下全員に向けて放たれた言葉は酷なものだ。
ふざけていたスノーストームは気にしないだろう。
元よりまともな部下なつもりはないレーザーウェーブも同じくそんな言葉で
傷つくようなサーキットは持ち合わせていない。
アイアントレッドもそんなことは気にしない、しかしナイトスクリームは
どうだろうか。

ナイトスクリームは今もガルバトロンの側に居る。
恐らく部下達の中であの言葉に衝撃を受けたのは誰でもなくナイトスクリームだろう。


「今なにしてんのかねぇ」
「説教じゃねぇの」
「俺たちはいいのかぁ?」
「何で私まで叩き出されたのだ…ショック」






「申し訳御座いません…」
「…大体この布はなんだ」
「…私も、わからないのですが…ガルバトロン様のためと」
「……そう言われたのか」

膝の上に招いたナイトスクリームの腰へ手を回して腰に巻かれた布を
解けない程度に引っ張る。首元に巻かれた細めのリボンを指先で掴み解いてやると
普段通りの金属が曝け出された。

「ひらひらと、鬱陶しいな」
「申し訳御座いません、すぐに全て取り除きます」
「いや、そのままでいい、それより…注いでくれるか」

ガルバトロンが盃を構えるとナイトスクリームは一度頷きレーザーウェーブが
作った瓶を傾けメガザラックが作ったエネルゴン酒を流し込んだ。
ナイトスクリームは零さないように丁寧な動作で動くと首を少しだけ俯き囁いた。


「ごゆっくりとお寛ぎくださいませ、ガルバトロン様」


「やはり主人よりも、その呼び方のほうが性に合ってる」



少し無知で天然の入る懐刀を見てガルバトロンは笑った。





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最後を丸くまとめて何とかしよう作戦。失敗に終わる。
レザウェがナイスクにレース巻いてあげるシーン左手オプティカルゲイザーで
右手毒ってんのにどうやって巻いたのか2日考えて熱出した。



ちなみにネコミミ娘本は本編でもシックスショットが読んでるあれです。