「なかなか良い反応だ。送った分のパルスがお前の身体中で反応しておるわ」 「あっ!…やだっ!待って!」 「何を今更?」 「身体が…!違う!俺がっ!……ひぃあっ!っあ!」 屈辱だ!違う違う!こんな風じゃない! サンダークラッカーやスカイワープとやるときはこんなんじゃない! 嫌だ嫌だ!はなせよ!どけよ! ひとつとして言葉になってくれないのは、快感に流されて口が回らないだからだろうか? それ以外に理由なんてあるはずない。とスタースクリームは喘ぎを漏らした。 言ってることは酷いのに、吐き出される言葉のニュアンスがどこか優しげで さっきから俺の顔を撫でてくれてる手が愛しいから、だなんてことは 決して、あるはずない。 receptor 事の発端はこうだった。 「スタースクリーム」 「はい?」 ぼけーっとコンソールに指を置いて、時折カタカタと手早く動かす。 できたら声をかけてほしくなかったとメガトロンを一瞥した。 ついこの間、スカイワープとサンダークラッカーとストレス発散したばかりで 気分が結構乗っている。ここでまた理不尽な怒りやら、命令やら受けたら またストレス溜まるじゃねぇか。と内心愚痴った。 「ずいぶんと今日は真面目だな」 「そうですか?」 気分が乗ってるからな!だから声かけるんじゃねぇよ! いらいらする。どうせこの後続く言葉が目に見えてるからだ。 「いつもこうだといいんだがな」 「……俺はいつも優秀ですぜ」 「よく言うわ。サウンドウェーブかレーザーウェーブを見習ってほしいものだ」 ほらみろ!始まった!むかつくむかつくむかつく!いらいらする! 2言目にはこれだぜ!サウンドウェーブは優秀だ。 レーザーウェーブが儂の近くに居たら!あぁムカツク!腹立つ! そこまで考えて、ブレインサーキットが熱を持ってるのに気づいた。 はぁ、折角発散したばかりなのに。またスカイワープにでも頼むか? いや、でも流石に週に何度もは気分がのらねぇし。 空でも飛んでこよう。俺にとって飛行は十分にストレス発散できる内容だ。 ガタッと音を立てるとぶつぶつとまだ何か言っていたメガトロンがこっちを見た。 こっちも睨むように見つめ返すと質問をされる前に口を開いてやる。 「あんたがいると進む仕事も進みませんなぁ」 「…」 「ここから居なくなるまでちょっと外でも飛んできますぜ」 「…スタースクリーム、待て」 「なんですかい?止めても無駄ですぜ」 狭いわけではないのだがわざとぶつかるほど近く隣を通ろうとすると メガトロンが左腕を掴んできた。 まさか掴まれるとは、俺様の馬鹿野郎。壁際歩けばよかった。 「文句なら帰ってきてからにしてもらって」 「外は嵐だぞ」 「…嘘」 嘘だ。おかしいぞ。さっきこの地球の天気予報とか言うのを見たが そんな発言なかった。今日は一日快晴で良い散歩日和とまで言っていた。 また俺を外に出さないがためそんな嘘を。 「地球の天気予報などを当てにするな。あんなもの外れるものだ。 今朝はまだ快晴だったが急に悪くなってな。ビルドロンたちに頼んでおいた 建設も一時停止しておるわ」 そうじゃなければこんなところにはおらん。とそこまで続けられ 力を入れていた左腕から力を抜いた。 力を抜いたのを感じ取ったメガトロンも腕を放すとだらりと腕が垂れた。 なんてこった。俺様の飛行がそんなことで。 いや、嵐ってのは現在この基地の真上で起きてるなら 少し我慢すれば嵐を抜けられるよな。 でも墜落なんてことして後々他の連中の笑い者にさせるのも嫌だ。 やっぱいっそスカイワープかサンダークラッカーに。 悩んでいる俺様を少し高い位置から見下ろすメガトロンが口を開くと その口からはとにかく座るように指示が出た。 「椅子に座って黙って仕事をしていろ。今基地内には誰もおらん。」 「は?」 「サウンドウェーブを始めとするカセットロン達は情報収集に外に出ている。 トリプルチェンジャーはラムジェット達をのせて宇宙まで行っておる。 他にもスタントロンたちは確かぶっ壊しレースとか」 「スカイワープやサンダークラッカーもですかい?」 「あぁ。嵐の最中は帰ってこんだろうな。」 「……」 萎えた。最低だ。 「じゃあせめて部屋から出てくれません?気が散るんで」 「ここはお前の部屋じゃないはずだが?」 あー言えばこう言うってこういうことを言うんだなとスタースクリームは思った。 「あんたがいるとストレスが溜まってしょうがねぇんだよ!」 「儂もだわい。しかし見張っておかないと何をするかわからんからな」 「何もしませんよ!あぁ!もうイライラするぜ!悪いけど自室に戻らせてもらいます」 「スタースクリーム。ひとつ言いたいことがある」 「ひとつ?あんたは一つとか言っておいて二つも三つも言いやがるから」 「スカイワープ達とあぁ言った行為をするときは扉はしっかり閉めておけ。」 は。 「それだけだが何か文句がおありかな?航空参謀殿?」 「………」 喉でいろんなものが絡まって、言葉がでない。 ぐるぐるとブレインサーキットをこの間の出来事が目まぐるしく動き回って 身体が加熱する。スカイワープにキスをして、絡んで喘いで。 「み…てたのか」 「前々から気付いてはおったがな。見たのはこの間が初めてだわい」 「…何も、言わないのかよ」 「あの行為に対してか?頭がおかしいとでも言われたいのか?たしかにお互いの情報で 身体を埋め尽くしてバグを起こさせ、それが快楽を生むことはあるが 危険度は高いからな。ほどほどにしておけ…お前らはパルスコントロールが極端に 上手いわけでもないからな。本当にヒューズがとんでもおかしくないわい」 続けざまに言われた言葉が身体に染みこまない。 …こいつ、詳しくないか?こっそりと復讐心がわいた。 「はっ……そんな詳しいって事はもしかして、あんたも体験済みですかい?」 「お前らみたいな幼稚な行為ではないがな」 「幼稚だ?じゃああんたはどうやって繋がるんで?」 「下腹部に専用コードがあるだろう。あれを使う」 「…え?」 「まさか知らないわけじゃないだろうな」 専用コード?え?聞いたことなぇよ。使ったこともないし。 そんなものあったのか?だって、あんな行為普通の神経ならやらねぇだろ? なのに専用?何のために?どうして。 またぐるぐるとしているとメガトロンが笑った。 「なんだ。そんなことも知らんのか…まぁ、通常使うことはないコードだからな」 「………」 「だが、こっちを使ったほうが快楽差が大きいぞ。 しかしコントロールの下手なお前らはまだ使わんほうが」 「へぇ?あんたなら使いきれるってか?」 メガトロンの首に手を回してぐいと引き寄せる。 すれすれまで顔を近づけて囁くように言葉を発した。 「なら教えてくださいよ、破壊大帝メガトロン」 先ほどこっそりと湧いて出た復讐心は大きくなっていた。 馬鹿にしやがって。幼稚だ?コントロールが下手だ? お前じゃ使い切れないというなら、見せてもらおうじゃねぇか。 接続したら、お前の身体を俺のデータでパンクさせてやる。 お前の中を俺で一杯にして壊してやるんだ。 「くくっ…面白いことを言うわ、後戻りはできんぞ?」 「構いませんぜ?途中でやめる気なんてありませんから」 破壊大帝の微笑みは優しさよりも狂気が強い。 その微笑をどこまで保てるか楽しみだ。やめろって言ってもやめるものか。 狂気を含んだ笑みにキスをすると、破壊大帝は首の後ろに優しげに指を這わせた。 「お前は少しじっとしておれ」 「…メガトロン?」 メガトロンは遠隔操作でメインルームの鍵を閉めると俺のほうを見て小さく言った。 「誰も来るとは思えんが、見られたくはなかろう?」 「…ずいぶんと紳士らしい発言をするんで」 言われた通り立ち尽くし、メガトロンの手の動きだけを目で追う。 最初に驚いたのはメガトロンが融合カノン砲を取り外して床に置いたことだった。 驚いてメガトロンの目をみると思いのほか優しい笑みで「邪魔だからな」と言った。 邪魔と言ってもこの裏切り者な俺様の目の前でよくも武器の解除が出来たもんだ。 次の驚いたのはメガトロンが片膝をついたからだった。 「メ、メガト…!?」 「黙っておれ」 「……っうあ!」 キャノピーを上からすっと舐めて下がっていく。 くすぐったいやら、あのメガトロンが「今」「自分と」「こんなこと」を しているやらで頭が興奮でおかしくなりそうだった。 腰の辺りを丹念に舐めているメガトロンを上から見下ろすのは優越感より 焦燥感のほうが大きく、変に心苦しい。自分でもどうしてこんなに焦っているのか わからない、普段から望んでいたはずの視界なのに。 わざとらしくぺちゃぺちゃと音を立てているのがまた嫌だ。聴覚を閉じてしまいたい。 「スタースクリーム。儂の肩に手を置いておけ」 「え?あ、こう…ですか?」 「あぁ。それでいい」 「…何をすっん、あ、や…?」 足の付け根に舌を当てられる。 片手を腰に、もう片方の手はゆっくり太ももを撫でさすっていた。 下腹部って言ったけど具体的にどれの事を言ったのかわからない。 足の付け根と腰にかけての隙間に舌が差し込まれると急に足に力が 入らなくなってきて自然と腕に力がこもった。 「メっ…メガトロン様っ…やば…」 「わかっておる」 言わなくともわかっているのは何となく理解できていたが思わず口からでた。 脚から力が抜けた分、肩に乗せた手に体重がかかったのだからメガトロンとて 鈍くはないだろう。 「開けるぞ」 「?」 太ももにあった手が股の間に伸びていく。 カリカリと引っ掻くとメガトロンの指にある部分が引っ掛かった。 そのまま開け慣れていないパネルの為、ぎしっと少し軋んだ音をさせたが そこまで問題はなく、難なく開いた。 「……そこ…?」 「滅多に使わない予備の送受信用ケーブルだわい。滅多に使わない分エラーや バグが起きやすくてな…それを上手くコントロールすると快感を得られるわけだが 下手をすればヒューズが飛ぶから気をつけるのだぞ」 「き…気をつけるのだぞって…!冗談じゃない!そんな危険なことはごめんですぜ!」 「コントロール取ってやると言っているだろうが、愚か者。コントロールを乱すでないぞ」 開けたパネルからコネクタと、様々なケーブル達が見え隠れするが その奥にあるレセプタに指をいれてきた。 …? ぞわぞわする。気持ち悪い。 まだパルスも送られて来ないのに身体からは力ばかり抜けていく。 なんなんだよ。気分悪ぃな…全然気持ちよくなんねぇ。 「退屈そうだな?」 「…別にそういうわけじゃないですが」 「お前はここを使うのが初めてなのだろう?ならゆっくり温めて使いやすくしないと ショートを起こすぞ。黙っておれ」 また黙ってろかよ。腹立つな。 メガトロンの指が何かを探すように奥に奥にと指を入れてくるのはわかっていたが 何がしたいのかイマイチ理解しがたい。そろそろ指の動きにも飽きて来た。 指は擦り、撫でつけそこを温めようと懸命に動く。 「メガトロン様、あんた実はド下手くそなわけじゃ」 「あったな。ここだわい」 「何…?んっ…ひっ…?」 「何か言っておったな…続けてみてはどうだ?」 「ぁっ…!まっ…何かおかしっ…!」 「完全に機能を停止していたのでな、その接続部位の奥にある 再起動のスイッチをいれたのだ。どうだ?気持ちが良いだろう?」 メガトロンの言葉は耳に入っているがブレインサーキットに届かない。 おかしいおかしいおかしい!駄目だ!気持ち悪い!何か、何かがおかしい! 口から勝手に声が漏れる。脚がついに役に立たなくなる。 身体の保温量を有に超えて喚起の為にファンが稼動を始める。 メガトロンの指を伝って下腹部からポタポタと地面へ潤滑油が流れ出ていくのが 視界に入らずとも鮮明に伝わってきた。 俺様の身体に何しやがった! 「ひっ…!抜いてっ!抜いて下さ…っい!」 「抜いた所で何も変わらぬぞ?」 「苦しいっ!嫌だっ!あぁ…!んんっ…」 メガトロンが腰に手を回して自分をゆっくり床にしゃがみ込むように動いてくれる。 メガトロンにうなだれた状態のまま腰を降ろし、床に立て膝の状態で安定を保った。 しかし脚ではなく、既に腰にまで来ているのがまだ倒れそうな身体を メガトロンの首に回した腕で支えた。 「スタースクリーム、儂をみろ」 「ん…あっ…メガ…っ!メガトロンさまっ」 破壊大帝は至って真面目な顔をしていた。 心配そうなわけでも、鬱陶しがるわけでもなく。 あぁ。メガトロンもなかなか整った顔してるじゃねぇか。 いつも怒ってるか難しい顔してるから気付かなかったじゃねぇか… ゆっくり頬に手を当られて引き寄せられるように唇をあてがう。 あぁ、キスだ。唇同士が触れ合っている。 メガトロンと、破壊大帝メガトロンとキスしてしまった。 熱すぎる身体にメガトロンの舌は冷たくて気持ち良い。 困惑したまま舌をからめると苦しかったのが嘘のように何処かへ消えた。 首に回した腕を更に強めているとメガトロンの手が首を触れ、その度に快感が走る。 「少しは落ち着いたか?スタースクリーム」 「メガトロンさま…終わったんで…?」 「馬鹿め、まだ何もしておらんぞ。今から下を使って接続する。」 メガトロンの腕が俺から放れる。 少し寂しい思いがしたのに気付かないふりをして、首に腕を巻き付けた。 手の動きを目で追うとメガトロンは同じ場所を開き そこから太めのケーブルを引っ張り出した。 「今からこれをお前の中に入れる。良いな?」 「……は、い」 もう峠は越したような気で居た。 だから良いな?と聞かれて対して覚悟もせず頷いた。 またメガトロンの手の動きを追うと潤滑油が溢れ出た部位にそのコネクタを押し付ける。 カチンと音を立てて今、間違なくない俺とメガトロンが繋がったことを知らせた。 「辛いなら儂だけ見てろ、すぐ良くなるからな」 メガトロンが次にくるだろう快感にニヤリと笑った。 わからないままメガトロンだけを見つめ、頷いた。 接続してる部分から「ちりっ」とパルスが流れ込んでくる。 「ひぁっ!」 パルスを感じた瞬間腰が引けた。 甲高い声があがって、羞恥に身体が加熱する。 メガトロンは気持ちが良さそうに溜め息を吐いて満足気な笑みを向けて来た。 「なかなか良い反応だ。送った分のパルスがお前の身体中で反応しておるわ」 「あっ!…やだっ!待って!」 「何を今更?」 「身体が…!違う!俺がっ!……ひぃあっ!っあ!」 身体が自分のものじゃなくなった気分だ。 身体の中をスキャンするとどこを見てもメガトロンのデータ。 メガトロンの送信にあわせて跳ねる身体。 あぁ、俺の身体が俺のものじゃなくなってる。メガトロンに占領された。 「嫌だっ…!やめて…!違う…違…」 「なにが違う?」 「俺は…んっ…こんなの…望んじゃ…ぃっ…」 「ほう。じゃあ何が欲しい?何を望んでいたのだ?」 何を?何も期待なんかしてねぇよ。 あえて言うならアンタを俺でいっぱいにしたかった。 そうだ。対等になりたかったのに。 くらくらする頭、カチカチなる歯、虚ろな目。 「サンダークラッカー達と…やるときは…対等なのに…」 「ふむ…対等ではないと?」 「…こんな、事…したくねぇよ…」 いつの間にか送信されなくなったパルスに気付いた。 メガトロンが俺が喋りやすいようにしてるのか それとも話に夢中なのかどちらかはわからないが今はこの行為をやめたい。 「何故対等だと思えない?」 「だ…だって…俺の中アンタだらけで…俺は…」 「愚か者めが…儂をスキャンしてみろ」 メガトロンが呆れたように声をだした。 何か変なことを言っただろうか?ブレインサーキットからスキャンの命令をだすと アイセンサーがメガトロンの構造を的確に判断する。 自分ほどではないにしろそこには自分のデータが刻まれていた。 胸に、下腹部に、自分がいる。 「……」 「ちゃんと対等だろう…心配せんでもお前に翻弄されとるわい」 翻弄…?メガトロンが?俺に?本当に? 「メ…メガ…ほ、本当に」 「しつこいぞ」 メガトロンの身体に乗り上げるほどに引き寄せられ 繋がったまま膝の上に乗せられると乱暴に唇を重ねられた。 逃げれないようにしっかり固定され、舌が奥歯から舌先まで舐めずりまわる。 冷たくて気持ちがいい、舌の動きが不規則で自分を煽っていく。 再度パルスを送られて来たのはその時だった。 ひっとうわずった声が上がって、身体がまた逃げようとする。 メガトロンの腕がそれを許さず、口を貪られながら 下からのパルスに背中が震えた。 「どうだ…スタースクリーム…?」 メガトロンの顔をみると息が上がっているようだった。 何か、やっぱ、俺おかしい。メガトロンがやばい格好良い… ぽけっとその顔を見ながら口走った言葉がこれだ。 「気持ち良い…」 「よしよし…今からもっと気持ち良くしてやる…」 その辺りから記憶が曖昧だが、 まず間違いないのは自分がメガトロンの膝の上であられもない声をあげたことだ。 * 「エロ大帝」 「どうしたエロ参謀」 「おれはエロじゃねぇ!」 「エロじゃないのなら淫乱だな」 「抜きやがれ!」 「勝手に抜けば良いだろう」 「できたら言わねぇよ!」 互いに満足して行為を中断したのが30分ほど前。 それからメガトロンがあまりに優しいからその優しさにどっぷり使っていたら 急に態度を切り換えやがった… さっきまで大丈夫か?満足したか?と話し相手になっていてくれたのに… さっきまで頬を撫でてキスをして身体中のオイルを拭き取ってくれたのに…! 急に手のひらを返したようにさっさと起きろだの、仕事しろだの、変態だの。 「くたばりやがれ」 「その口2度ときけないようにしてやろうか?スタースクリーム」 「抜きやがれ!エロ大帝!」 「…お前とは2度とやらん…」 「俺様の台詞だ!!」 膝に乗った状態でメガトロンに蹴りを入れて反動で 下腹部で繋がったケーブルを抜こうとするが抜けない 「無理に抜くと危険だぞ」 「外せ!」 「暴れるな!このスタースクリームめが!」 どったんばったん暴れまわってメガトロンに叱咤を受ける。 それと同時に先程ロックをかけた扉がガチャンと音を立てた。 「あれ?開かねぇし」 「え?中でスタースクリームがデータ照合してたはずだぜ?」 「おい!馬鹿参謀!」 「誰が馬鹿だ!!阿呆スカイワープ!!」 外から聞こえたのはスカイワープ達の声だ。 思わず自分吐かれた暴言に言い返す。 「開けろー」 「中入るぞ。手がはなせねぇならワープすっけど」 「ばっ…!馬鹿野郎!今開ける!」 「別に面倒ならワープするぜ?」 「スカイワープ」 低く、少し嗄れた声が耳元でした。 「メ、メガトロン様!?」 「中にいらっしゃるんで! ?」 「サボっていたスタースクリームを仕置中だ。しばらく待つのだ」 「は…はい!」 「失礼します!」 うひーとか変な声と共に2人はガシャガシャと音を立てて去って行った。 思わずメガトロンの顔をのぞき込む。 「…?なんだ、見られたくなかったのだろう?」 「……」 あぁ。やっぱ接続しなきゃよかったよ… 何でこんなの格好良いんだ…? 「……抜いて下さい…メガトロン様…」 「…随分大人しいな…?」 最初からそうして居れば良かったのだ。 と、言いながらメガトロンは接続している部位を撫でた。 「んあっ…!って…!!何してんだ!」 「外すには一度この辺りを緩める必要があるからな…」 そう言ってレセプタをゆるゆると撫でる。 や…やばい…ま、またっ…! 「抜けたぞ……ん、どうした?」 「何でもないですよ…」 2度とメガトロン何かと接続しないと誓ったけど もしかしたら駄目かも知れない…と腰が砕けたスタースクリームはため息をもらした。 ---------------------------------------------------- えろ大帝しば。 どんだけメガスタが好きなんだよってね…まぁ…王道で本命ですから。 やっぱメガスタはこうでねぇとな!